礒です。今回はシミュレーションで扱う3Dメッシュの細かさを設定する方法を書いていきます。一般的にメッシュが細かければ細かいほど正確なシミュレーションができますが、処理が重くなります。スペックがあまり高くないPCを使われている場合はちょうどよい数値を探すのがいいかもしれませんね。
デフォルト

デフォルトではParticle Distanceが20㎜になっています。通常はこのままでいいと思います。
ですが細かいディテールを表現したい場合はこの数値を変更する必要が生じてくるでしょう。
設定場所

画面左側の3Dビューポートから袖を選択してみます。
画面右側にあるProperty EditorからSimulation Propertiesを見つけ出し、Particle Distanceの値を確認します。
デフォルトで[20.0]となっています。これを[5]に変更してみます。
細かいメッシュ

選択していた袖のメッシュが細かくなったのが見てわかるでしょうか。
きめが細かくなって布地に近くなってきましたね。

メッシュが細かいとシミュレーションの精度が上がります。
ただしシミュレーションにかかる処理時間はその分伸びるのでケースバイケースですね。
デフォルト値の変更方法

User Settingsを開き、2Dの項目を開くと、Patternのところに[Default Particle Distance]があり、そこに[20.0]と記入されています。
ここの値を変更すれば一括でメッシュの細かさを変更できますが、あまりおすすめはできません。
細かいディテールを施したいところだけを細かく設定するほうが、PCにかかる負荷が減ります。
モンスターマシンでもない限りデフォルトの設定のままで行きましょう。
終わり
では今回はこれで終わります。